ロータリーについて・・・ロータリー米山記念奨学会
勉学または研究のために来日し、わが国の正規の学校または研究機関に在籍する外国人学生に対して奨学金を支給し、彼らの留学の目的を支援するとともに、ロータリーの理想とする国際理解と親善に寄与することを目的とする。
<事業内容>
奨学金の支給/世話クラブとカウンセラー制度/ロータリアンと留学生との交流/国内外での学友会活動
ロータリー米山記念奨学会の歴史
平和を愛し、青少年に手をさしのべた”日本のロータリーの父”米山梅吉氏の遺徳を記念する事業として、1952年、東京ロータリークラブは日本で学ぶ外国人留学生を支援する国際奨学事業を始めました。やがてそれは、日本全国のロータリークラブの共同事業として発展し、1967年に文部省(現・文部科学省)を主務官庁とする(財)ロータリー米山記念奨学会が設立されました。(2012年1月に公益財団法人に移行)65年の歴史をもち、世界に類を見ない日本独自の多地区合同活動となっています。
2017年7月に財団法人として創立50周年を迎えました。
ロータリー米山記念奨学金
ロータリー米山記念奨学金は、(公財)ロータリー米山記念奨学会が行う国際奨学事業です。これは、ロータリー財団の奨学金や政府奨学金のように学費や生活費のすべてを保証するものではなく、私費留学生の費用の一部を補助する趣旨のものです。
米山奨学金の対象は、世界のすべての国や地域から日本に留学している学生となっています。
各地区の米山記念奨学委員会が指定校を定め、推薦された学生を面接選考して合格者を決定します。
2018学年度の小学生数は852人、事業費は14億円(2017-18年度決算)と、国内では民間最大の国際奨学事業となっています。
これまでに支援してきた奨学生数は、累計で20,396人(2018年7月現在)。
その出身国は、世界127の国と地域に及びます。
世話クラブ・カウンセラー制度
奨学金による経済的援助だけでなく、「世話クラブ・カウンセラー制度」を設けて、ロータリーとの深い交流と精神的ケアを重視しているのが特徴です。
奨学生一人ひとりに、地域のロータリークラブから世話クラブが選ばれ、さらにその会員の中からカウンセラーが付いて、奨学生との交流を深め、彼欄も日本での生活が心豊かなものになるように配慮しています。
奨学会に対する寄付金
日本の全ロータリアンからくらぶを通じて定期的にする寄付。各クラブで会員一人当たりの金額を決定し、会員数分を半期に一度送金します。2010年1月分から普通寄付金分もクラブから指定書式のデータ提供により、申告用領収書が発行されます。
(2017年度平均:4,797円)
個人・法人またはクラブから普通寄付金以外に任意で寄付されるもので、金額も時期も問いません。
ロータリー関係者以外の一般個人、法人、団体からも受けることができます。
(2017年度平均:11,271円)
寄付に対する表彰制度 | |||
---|---|---|---|
累計額 | 表彰名 | 表彰品 | |
個人寄付への表彰 | 3万円 | 準米山功労者 | なし |
10万円 | 第1回米山功労者 | 感謝状(青色) | |
20万~50万円 | (以降10万円毎に) 第2回~第9回 米山功労者マルチプル |
感謝状(銅色) | |
60万~90万円 | 感謝状(銀色) | ||
100万~390万円 | (以降10万円毎に) 第10回~ 米山功労者メジャードナー |
感謝状(金色)+100万円毎にピンバッジ | |
400万円~ | 感謝状(金色)+100万円毎にクリスタル盾 | ||
法人寄付への表彰 | 5万円 | 準米山功労法人 | なし |
50万円 | 米山功労法人 | 感謝状 | |
100万円 | (以降100万円毎に) 米山特別功労法人 |
感謝状と盾 | |
クラブへの表彰 | 100万円 | 米山功労クラブ | 感謝状 |
1,000万円毎 | 達成クラブ | 感謝状 | |
- | クラブ創立記念特別寄付 | 盾(10万円以上の場合) |
免税措置について
ロータリー米山記念奨学会は、内閣府より「公益財団法人」の認証を受けているため、当会への寄付金には、所得税(個人)、法人税(法人)の税制優遇が受けられます。また、相続税も非課税となります。
2012年1月以降の寄付金から、従来の「所得控除」に加えて「税額控除」のどちらか有利な方式を選択できるようになりました。