ロータリーについて・・・ロータリーの組織
ロータリーは、国際ロータリー、ロータリー財団の3本の柱で支えられています。
これらが一体となって、世界中の地域社会に持続可能な変化を生み出しています。
ロータリークラブ(Rotary Club) | 世界各地のクラブは地元に根ざして活動しています。クラブの会員(通称「ロータリアン」)は、交流やボランティア活動を通じて視野を広げ、会員同士の友情や地域社会との絆を培っています。ロータリーの中核を成すのは、奉仕と友情を大切にする会員です。 ロータリーの会員は、クラブで仲間との友情を育みながら、アイデアを出しあい、地域の人々と共に草の根の活動をしています。 |
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地区(District) | 地区は、525(2019-20年度)のRI地区に分けられ(日本は34地区)、RI役員である地区ガバナーが各地区を統轄します。地区ガバナーは7年以上のロータリー歴を有するロータリアンで、クラブ会長経験者の中から選ばれます。地区ガバナーの任務は国際ロータリーの役員として1年間、国際ロータリーの方針を地区に実施することです。また、ガバナーの任務を補佐する役職として、地区ガバナーはガバナー補佐(アシスタントガバナー)を委嘱します。ガバナー補佐や各種委員会を含む地区管理機構がクラブを指導、支援します。 |
ゾーン(Zone) | ゾーンとは国際ロータリーの会長指名委員とRI理事指名委員を選挙するために、RI細則が定め、RI理事会が編成したクラブの集団のことです。現在、世界を34のゾーンに分割し、ゾーン内のロータリアン数が等しくなるようになっています。日本は現在、3つのゾーンに分割されています。1ゾーン当たりの会員数は約3万5千人です。 |
国際ロータリー(RI:Rotary International) | 国際ロータリー(RI)は全世界のロータリークラブの連合体です(RI定款第2条)。 ロータリーという言葉をそれだけで使う場合、通常、国際ロータリーとしての組織全体を指します。ロータリーは、クラブでの草の根の活動に加え、世界的なプログラムやキャンペーンを行っています。これらの取り組みをサポートするために、国際ロータリーが情報、資料、方針、リソースをクラブに提供しています。 |
ロータリー財団(TRF:The Rotary Foundation) | 地元での社会奉仕活動からグローバルな取り組みまで、ロータリーの人道的プロジェクトへの補助金や奨学会を提供しています。 |
国際ロータリー事務局(RI Secretariat) | 国際ロータリー世界本部、国際事務局、RIBI
グレート・ブリテンとアイルランドの国際ロータリー(RIBI)RI定款による決まった承認を前提に、国際ロータリーの独立したユニットとして機能しています。 |
ロータリーのリーダー(Rotary Leaders) |
RI会長(RI President)1年任期で全世界のロータリーのリーダーとなる会員。RI会長エレクト(RI President-elect)次年度に、1年任期で全世界のロータリーのリーダーとなる会員。RI理事(RI Director)2年任期でRI理事会メンバーとなる。地区ゾーンのクラブによって推薦され、すべてのクラブによって国際大会で選出される。理事は、ロータリーの運営面において全クラブを代表する会員。管理委員(Trustees)ロータリー財団管理委員会のメンバー。RI会長エレクトによって任命される。シニアリーダー(Rotary Senior Leaders)現、元、次期のRI会長、RI理事およびロータリー財団管理委員。事務総長(General Secretary)事務局の最高責任者で、国際ロータリー世界本部と国際事務局の職員を統括する。地区ガバナー(DG)RIの役員となり、地区チームと協力して地区の管理運営を行う会員。地区の管理運営以外に、クラブの意欲を高め、研修を行い、各種リソースをクラブに紹介する。地区ガバナーエレクト(DGE)次年度の地区ガバナーとして選出された会員。地区ガバナーノミニー(DGN)2年後に地区ガバナーとなる会員。地区は、就任の24ヶ月前にガバナーとなる人を指名する必要がある。指名された人は、地区ガバナーノミニーとなり、就任の前年度に地区ガバナーエレクトとなる。地区ロータリー財団委員長(DRFC)財団に関する情報をクラブに提供し、財団プログラム・活動への支援を奨励する委員会の委員長。地域リーダー(Regional Leaders)次の4つの役職がある。ロータリー財団地域コーディネーター(RRFC)、ロータリーk-ディネーター(RC)、ロータリー公共イメージコーディネーター(RPIC)、恒久基金/大口寄付アドバイザー(E/MGA)。また、2つの委員会「平和のための大口寄付推進計画委員会(P・MGI)」と「水と衛生のための大口寄付推進計画委員会(WAS・MGI)」が目的に沿った寄付支援を推奨する委員会が設けられた。ロータリーコーディネーター(RC)RI会長によって任命される地域リーダーで、クラブによる会員増強と参加意欲の促進を支えるためのアイデアや戦略を提供する。ロータリー公共イメージコーディネーター(RPIC)RI会長によって任命される地域リーダーで、広報、ジャーナリズム、コミュニケーション分野の専門知識を生かして、倶楽部による公共イメージの取り組みを支援する。ロータリー財団地域コーディネーター(RRFC)補助金の活用と、財団プログラム(ポリオプラスやロータリー平和センターなど)への寄付・支援を奨励する地域リーダー。恒久基金/大口寄付アドバイザー(E/MGA)大口寄付と恒久基金について詳しい情報を提供できる地域リーダー。ポリオ撲滅ゾーンコーディネーター(EPNZC)地元でのポリオ撲滅活動において主なリソースパーソンとなる会員。 |